森八について
伝統銘菓
大藩加賀の歴史とともに390年。森八の伝統名菓をご紹介させていただきます。 伝統的な製法で生産されております貴重な徳島の阿波和三盆糖に北陸産のもち米粉、紅色の落雁は紅花の天然色素にて染め上げた、三百数十年変わらぬ製法・原料を守り続ける森八の代表銘菓となります。和三盆糖を木型で丁寧に漉すことでさらりとした口溶けと和三盆糖の上品な甘さをお楽しみいただけます。 飴炊きのコクのあるこし餡を飴炊きのコシの強い求肥で包み上げ、紅白の和三盆糖を贅沢にまぶした森八の代表名菓でございます。古くは「千歳鮓」と称し、16世紀ごろ、森八家の始祖・亀田大隅の時代の一向宗徒の兵糧に起源を発する古典的名菓。その後前田家の治世下、代々改良を重ね、遂には「紅きは旭日の瑞相を表し、白きは鶴の毛衣を象る」という雅やかな祝菓として完成致しました。 厳選素材と天然の名水との出合いが生んだ名菓「黒羊羹」。かつて加賀藩士の紋服「黒梅染(くろめぞめ)」の高貴にたとえられたその艶は、大藩加賀の羊羹造りの伝統を未来へ語り継ぐものと自負しております。味はさっぱりとした上品な甘さが特徴。サイズは4種類「姫棹」「小棹」「中棹」「大棹」あり、味の違いはなく大きさの違いを表したものとなります。 加賀藩士の紋服「黒梅染(くろめぞめ)」を映したと伝わる伝統の黒羊羹。美しい漆黒の艶と深い味わいをお楽しみ下さい。森八の昔ながらの黒羊羹になります。 森八では商品ごとにすべての原材料を吟味し、厳選した素材のみを使用しています。特に自慢の餡あんは数十種類の製餡段階から丹念に炊き分けており、多様な素材の組み合わせがある中で、古くから「隠し味」として使用してきたのが能登に産する天然の粗塩だったりします。そんな小豆や塩、その他原材料についてご紹介します。 能登半島に古くより伝わる名品「宝達葛」は毎年1月から春先〜厳冬にミネラルが豊富で冷たい宝達山の伏流水によって手作業で作られています。粘りが強くなめらかな舌触りで、加賀藩御用葛として重用され450年以上の歴史があります。 徳島県産の上質な和三盆糖を使用。和三盆糖とは徳島と香川県の一部で現在も栽培されている在来品種である「竹糖(ちくとう)」と呼ばれる砂糖きびを原材料に、現在も丹念な手作業で作られている希少な国内産の砂糖です。 恵まれた能登の気候・風土の中で育った小豆は風味の良さ・粒の大きさ、鮮やかな赤色が特徴。収穫は手作業中心、ひとさやずつ収穫し選別します。炊くとふっくらと皮が柔らかくなり、食べても皮が口に残らない高品質な小豆です。 ほぼすべてに紅花べにばな、クチナシなどの天然色素を使用し、四季折々の自然の色を表現しています。天然色素がかもし出すほんのりとしたやさしい自然の色合いが和菓子の美しさを引き立てます。 奥能登の珠洲で永年引き継がれている製塩法は、すべて手作業。この伝統製法により、ミネラル分が多く味がまろやかな風味の天然塩が作られます。森八が永年使用し続けているひそかなこだわりの一つと言えます。 落雁粉(らくがんこ)、求肥(ぎゅうひ)、もなかの皮等には、北陸の豊かな土壌と良質な水で育ったもち米を使用しています。味や粘り、風味の良さを基準とし、商品や季節、用途に応じて厳選し、使用しています。 霊峰白山の伏流水が流れ込む水系が地下をつたって湧き出る天然水を使用しています。ミネラル分が豊富で餡の独特の風味と色を作り出すには欠かせない、まさに恵みの水です。
森八の伝統銘菓
米飴を贅沢に使用しており、しっかりとした濃厚な、コクのある甘さが特徴です。「小倉(粒あり)」「黒(本練、粒なし)」をお選びいただけます。
製法と原材料
- 2024.07.31
- 09:40
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